ホーム>パワースポットについて>初めて目黒不動尊に行った日
小学生5年生の時のことである。
テレビで目黒不動尊の映像を見て行きたくなり、その数日後の放課後、目黒不動尊に向かって自転車を走らせた。私の家から直線距離で6キロくらいだが、目黒不動尊の位置に関しては、目黒区にあるという情報しかなかった。「道に迷ったら聞けばいい」と軽く考えていた。
分かれ道に到達するたびに、たぶんこっち、といった感じで適当に選択した。
40分くらい走ったあるところで、寺の境内のわきに出た。ただの一度も道を聞いていなかったにもかかわらず、その境内が目に入った瞬間、そこが目黒不動尊であることを私は確信していた。果たしてそこは目黒不動尊だった。
なぜ目黒不動尊に行きたいと思ったのか、今ではまるで覚えていない。小学生5年生の私は当然のことながら、社寺巡りなどまるで興味がなかった。それ以上に不思議なのは、目黒区にあるという情報だけで、目黒不動尊にたどり着けたことだ。
社寺にお参りしようとすると、その瞬間にまつられている神仏は察知する。それだけでなくその神仏の守護率が上昇する。私が目黒不動尊に向かっていることを目黒不動尊は察知しつづけて、分かれ道に着くたびに道を教えてくれたのだろうか?
「その判定をする能力を、私は持ち合わせていない。残念ながら・・・。いや、幸いにもというべきか?」